AirPods Pro 徹底レビュー！

皆さんは普段どんなイヤホンを使っているでしょうか．私は大学院の頃からずっとApple社のAirPods Proを使っています．今回は長らく使っているAirPods Proの良さ・悪さを実体験ベースで語っていきたいと思います．

実は私，AirPods Proを自分のお金で買っていません．そう，貰い物なのです．AirPods Proは公式サイトで買うと30580円と非常に高価なので，自分で買った人は自らの行為を正当化するため褒め称える記事が多いです（そうでない人ももちろんいます）．

その点，私は全く痛みを伴っていないため，極めて正当なジャッジをすることができると自分で思っています笑．良いところも悪いところも全て書くつもりなので，ぜひ購入の際の検討に役立ててみてください．

良いところ

1. 使いやすい
2. ノイズキャンセリングがすごい
3. 無線充電対応

いかがでしょうか．正直良いところはこれくらいしかありません．といっても，そもそも皆さんイヤホンにそこまで多くのことを求めませんよね？

機能としては必要十分だと思います．

1点目は，ユーザビリティの面です．3万円もするだけあって，痒いところに手が届きます．具体的には，耳から離すと自動で音楽やYoutubeは停止し，耳に装着すると自動で音楽やYoutubeが再生され始めます．イヤホン着脱の際にいちいち操作する必要がありません．これは，AirPods Proに各種センサーがついているためなので，低価格帯のイヤホンではこの機能はついていません．地味に嬉しい機能になります．

2点目，ノイズキャンセリング機能です．電車の中や人混み，パチンコ店の中などに行くと非常にうるさいですよね？（筆者は付き添いで最近初めてパチンコ店に入りました）．このような機械音，雑踏，電子音がノイズキャンセリング機能によって軽減されます．まぁ正直言うと，普通にイヤホンで音楽を聴いていれば，周りの音はほぼ全て気にならなくなるので，この機能に価値を見出すとすれば耳を労ることが多少できるという点でしょうか．パチンコ店の耳の痛くなるような電子音や，隣人の話し声に悩まされている人にとってはありがたい機能だと思います．

3点目は無線充電に対応している点です．筆者はスマホ用に縦型ワイヤレス充電器を持っているのですが，AirPods Proも同じ充電器で無線充電することができます．ポッと置いておくだけで充電することができるので，意外とこの機能はかなり重宝しています．

以上が私が感じたAirPods Proの良いところです．意外と少ないですよね？

悪いところ

1. 音質が良くない
2. 連続再生時間が短い
3. 無くした時の代償が高くつく

勘違いしないでください．音質が悪いわけではないのです．決して良くないだけなのです．といっても3万円出している身からすれば（私は出していないですが汗），もう少し音質は良くても良かったんじゃない？，と意見したくもなります．私はイヤホンが好きで2年ほど前まで音楽は必ず有線のイヤホンで聴くようにしていました．音質にこだわる勢からしてみると，AirPods Proの音質はお世辞にも良いとは言えないです．

といってもこれはApple社が悪いわけではなく，そもそもワイヤレスイヤホンの限界なんですよね．断言します．音質の面では無線は有線に勝つことは出来ません．筆者はイヤホンが好きなので，ポタフェス（イヤホン・ヘッドホン祭りのようなもの）によく行っていたのですが，どんなに高いワイヤレスイヤホンも「所詮こんなものか」といった印象でした．詳しい方がいるかもしれないので，念のため書いておくとAirPods Proの音質はfinalのE3000に負けます（個人的には）．それくらいのものだと思っておいてください．AirPods Proに精緻な音質は求めてはいけません．

悪いところ2つ目．連続再生時間が短いです．連続再生時間4.5時間，連続通話時間3.5時間と公式サイトには書いてあります．連続再生時間が4.5時間だと，遠出の時は1日全く持ちません．もちろん充電しながら使えば持ちますが，ずっと耳にはめていて残バッテリー量が少ないというお知らせが流れてきた時は結構萎えます．そして特に気になるのが，連続通話時間が3.5時間という点です．最近はご時世的にオンライン飲み会が流行っていると思うのですが，AirPods Pro君は全く持ってくれませんね．確実に飲み会の途中で充電が切れます．3万円も払っているのだから（払っていない笑），なんとかしてくれよと思ってしまいます．あいにく，ワイヤレスイヤホンはこれしか持っていないので，後の時間はヘッドセットで乗り切っています汗．どうでしょうか．結構不便だと思いませんか？

悪いところ3つ目．なくした時の代償が高くつきます．サポートのAppleと言われるだけあって，故障の時のサポートは迅速かつ丁寧です．筆者もイヤホンから変な音が発生した時に，Apple Care専門店で新しいイヤホンに無償交換してもらいました．しかし，紛失に関しては完全に自己責任です．右イヤホン，左イヤホン，充電器，いずれをなくした場合においても軽く1万円吹っ飛びます．1万円と言ったらそこそこ高級なワイヤレスイヤホンが買える値段です．私は一度，AirPods Proの充電器を無くしたことがあるので，見事に1万円を持ってかれました．まぁ自業自得なんですけどね．一度でも何かをなくすと，取り戻すのにかなりのお金がかかってしまうという点だけは覚えておいてください．

結論

AirPods Proじゃなくて良いです．今はAnkerからノイズキャンセリング付き and 無線充電機能付きのイヤホンが12000円ほどで売っています．

機能も使い心地もほぼ変わらないと思われるので，迷われている方にはAnkerのワイヤレスイヤホンをオススメします．値段が倍以上違いますからね．唯一付け加えておくとすれば，仕事でMacBookを使用している方に関しては，AirPods Proでも良いかもしれません．というのも，iPhoneからMacBookへの切り替えが恐ろしくスムースだからです（筆者は私用のiPhoneとMacBook Airを持っています）．仕事上MacBookを使用しており，オンライン会議などがバンバンある人に関しては，互換性の問題からAirPods Proが大活躍してくれると思います．あいにく筆者はWindowsユーザーなので必要ありません．Windowsユーザーであれば，ブランドが欲しいのならばAirPods Pro，コスパを求めたいのであればAnkerをオススメします．

以上参考になったでしょうか．ぜひワイヤレスイヤホン選びの参考にしてもらえればと思います．