院試

院試おすすめ参考書(慶應理工学研究科)

今回は慶應理工の院試対策用,おすすめ参考書をご紹介します.

勉強は過去問メインで!

まず初めに言っておきたいことは,院試の勉強はあくまで過去問をメインで取り組んでほしいということです.慶應の場合だと矢上にある理工学メディアセンターに過去問があるので,受付の方に言って見せてもらいましょう.

学外の方はクラウド経由で過去問PDFを入手することができます.理工学メディアセンターに問い合わせてみてください.

英語

慶應理工の場合,英語の試験はTOEICの試験結果を代用します.ですので,英語の勉強=TOEICの勉強となります.慶應理工の筆記試験を受ける方は専門科目の勉強を優先すべきなので,英語の勉強に関しては短時間でより高得点を狙うことができる勉強をすべきです.

おすすめの参考書は,公式TOEIC Listening & Reading 問題集です.シリーズ1から7まであります.


公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

これを試験時間と同じ120分の制限時間でひたすらこなし(もちろんCDを使って),復習をした上で本番の試験を受けてみてください.点数が爆伸びします.先輩はこれをするだけで900点を余裕で超えるとおっしゃっていました(ちなみに筆者は少ししか実践していないため800点そこそこです).

TOEICの点数はもちろん高いにこしたことはないのですが,正直低くてもあまり気にする必要はないです(周りを見る限り).700点もあれば十分ではないでしょうか.

専門科目

筆者は電子系だったので,ここでは電子系の紹介になります.何度も申し上げますが,勉強は過去問メインで行ってください.過去問を見て,どれくらいのレベル感かを最初に把握し,足りない部分を参考書で埋めるように勉強すると良いです.

・電気回路


電気回路基礎入門


電気回路ノート


電気回路演習ノート

3冊とも全て慶應の授業で使用していたものです.インプット用として活用してください.全て解く必要はありません.過去問を解いてみて分からなかった問題は上記3冊に必ず似た問題が載っています.解法を覚えるという使い方で大丈夫です.特に微分方程式の作り方,解き方は初見では厳しいものがあるので,必ず見ておくようにしてください.

・情報工学

過去問と授業プリント

外部生の方には申し訳ないのですが,情報工学に関しては過去問と授業プリントしか使っていません.慶應の学部生に関しては,「情報工学」の授業でプリントやらPDFが配られていると思うので,それだけやっていれば安心して試験に臨むことができます.外部生の方に関しては,過去問を解いてみて分からなかった問題を,自大で使っている情報の教科書を見て復習してください.

そこまで難しい問題は出題されていないので,高度な教科書や参考書を使う必要はないです.基礎を大事にしてください.

・物性工学(半導体)


半導体デバイスの基礎 (電気・電子・情報工学系テキストシリーズ)


基礎半導体工学

上記2冊も慶應の授業で使用していたものです.半導体に関しては教科書が非常に重要になります.過去問を解くと分かりますが,半導体分野は答えが複雑な数式になることが多く,(導出するというより)知っているか知っていないかが露骨に点数に表れます.それはすなわち電気回路や情報工学に比べ暗記の重要性が増すということです.過去問に一度でも出題された範囲に関しては,主要な数式は(長めの数式も)全て覚えてしまうくらいの気持ちで勉強すると良いです.バンド図を書かせる問題もよく出題されるので教科書内の図は書けるようになっておくと安心かと思います.

以上が慶應理工の院試おすすめ参考書になります.正直合格するためだけの勉強なら,内部生なら2ヶ月かからないと思います(筆者の周りも1ヶ月かけていない人が多くいました).外部生の方でも3ヶ月もあれば十分だと思います.過去問を研究した上でしっかりと勉強をし,ぜひ合格を勝ち取ってください!

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