今回は慶應×ラーメンで外すことができないラーメン二郎三田本店のレビューと初心者の方に向けたおすすめ頼み方を紹介していきたいと思います.
筆者は最近初めてラーメン二郎三田本店に行ってきました.というのも慶應理工学部は三田にキャンパスがないため,あまり三田キャンパスに行く機会がなかったんですね.
「いつか行きたいなー」とずっと思っていたのですが,今回友人と行く機会を得たので勇気を出して行ってきました(初心者だとコールとか怖いですよね笑).
皆さんはラーメン二郎と聞いてどういうイメージをお持ちでしょうか.最近は二郎インスパイア系ラーメンなるものが増えてきたので,何となく二郎についてのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか.
あえて言いますが,二郎インスパイア系とラーメン二郎三田本店を一緒のものと思わない方が良いです(特に麺の量).
今回はそのあたりも含めてレビューしていきたいと思います.
長蛇の列
まず驚いたのがこれですね.土曜の午後3時頃に行ったのですが,めちゃくちゃ並んでいました.30人くらいは並んでいましたね.超人気店ということは知っていたのですが,この時間帯でこれくらい並んでいるということは事前に知っておいた方が良いと思います.45分から1時間くらい並びました.
意外だったのは女性のお客さんも結構いたということですね.カップルなんかもいました(強者).近くはオフィス街,かつ慶應三田キャンパスもあったりするので,様々な年齢層の方がいらっしゃいました.1人客も多かったです.
自販機
列に並んでいると自販機が2つ現れます.常連さんらしき人たちが,ここで続々と飲み物を買っていきます.最初はコーラだと思っていましたが(無知」,近くで見ると黒烏龍茶的なものでした.あとから分かったことなのですが,店内で出されるお冷は水道水であまり冷たくないので,気になる方や健康に気を遣いたい方は,こちらで飲み物を購入すると良いです.筆者たちは何も買いませんでした.
食券購入
自分の順番が7番目くらいになったら,食券を店内に購入しに行きます.何故7番目なのかというと,お客さんが6人ずつくらい一気に入れ替わるからです.席に座った時に食券を持っていないとまずいので,自分の番が7番目くらいになったら食券を店内に購入しに行きましょう.
メニューは「ラーメン 600円」「ぶたラーメン 700円」です.港区(というより23区)でこの値段でラーメンが食べれるお店を私は他に知りません.二郎三田本店は超格安ラーメン店と言うことができるでしょう.その上,味も美味しいし,量も破壊的なほど出てくる.人気店なのも頷けます.
初心者の方は「ラーメン 600円」一択です.あとのメニューは無視しましょう.
普通のラーメンでもチャーシュー2枚はデフォルトで付いてきます.
麺の量を指定
さて,無事食券を購入し終わり,自分の番が近づくと,店員さんから「食券見せてください」と言われます.このとき麺の量を指定しましょう.麺の量は,「普通(何も指定しない)」「麺少なめ」「麺半分」「3分の1」「4分の1」,,,(以下好きな量)を指定することが出来ます.
巷では,「麺半分」でも他の店の麺大盛り+α(300g程度)はあると書いてありました.かなり悩んだのですが,今回は「麺少なめ」でオーダーすることにしました.
席に着いたら食券を前の台に出します.列に並んでいるときに「食券見せてください」と言われなかった場合は,ここで麺の量を指定しましょう.席に着いたら店員さんがすぐに麺を茹でてしまうので,席に着いた瞬間,麺の量を指定してください(じゃないと地獄を見ることになります).
なお,女性の場合は自動的に麺の量が3分の1になります(麺の量を指定しなくても).とはいえ,それでも麺の量が多い場合があるので,少食の方は麺の量を「4分の1」や「6分の1」でオーダーしてみてください.
嫌な顔をされることはないので食べ切れる量を注文しましょう(残す方が嫌な顔をされます).
コール
さて,麺が茹で上がって準備が整いつつあるといよいよコールのお時間です.ここで「アブラ野菜マシ」や「ニンニク」や「全部」などとコールすることになります(初めての方は絶対に「全部」などとコールしてはいけません).「ニンニク」「野菜」「アブラ」「カラメ」の全部で4つを指定することが出来ます.
店員さんから「ニンニク入れますか?」と席の端の方から聞かれるので,自分の番になったら答えましょう.初心者の方は「ニンニクで」と言えば大丈夫です.
「ニンニク少し」や「ニンニク無しで」とオーダーすることももちろん可能です.初めて二郎に行かれる方でニンニクに抵抗がない方は,「ニンニクで」といえば大丈夫だと思います.
「野菜」は注文しなくてもモヤシとキャベツが十分な量初めから乗っているので,コールしなくて大丈夫です.
着丼
着丼の時間です.結局筆者は,ラーメン麺少なめのニンニク有りをオーダーしました.最初見た感じでは,「あれ?意外といけるんじゃね?」という感じでした.後になってこれが大誤算であることに気づきます.
二郎の特徴としてお客さんが一斉入れ替え制なので,一気に食べる必要があります.自分だけ食べるのが遅いと,お客さんを入れ替えることが出来ないので,かなり店員さんの視線を感じることになります(麺を人数分一気に茹でるシステムのため).
この情報を事前に知っていた筆者は,最初からガムシャラに麺を食べる作戦に出ました.美味しく食べたいところではありますが,自分が原因で迷惑を掛けたくないですからね.
実食
最初にチャーシューをかきこみます.これがめちゃくちゃ美味しい.いい具合の柔らかさと脂身です.その後,麺がすくえるまでモヤシを食べ,次に麺を食べていきました,これもかなり美味しかったです.乳白色のスープに麺が良い感じに絡み,予想していたよりクリーミーな舌触りの優しい味でした.食べログ3.7台であるのも頷けます.
が,しかし,「美味しい〜」と呑気に言ってられるのも5口目まででした.そして3分1くらい食べたところで違和感を覚え始めます.「あれ?,麺が全然減らないぞ?,おっかしいなー(すっとぼけ)」
麺を少な目にしたにも関わらず,麺の量が全く減りません(筆者の予想では400gくらいあったと思います).やはり噂は本当だったんだ!
ここからラーメンとの戦いになることを覚悟します.
友人が完食&退店
二郎三田本店には友人4人で来たのですが,運よく全員一並びで席に着くことが出来ていました.最初は頼もしかったのですが,徐々に不安になっていきます.
何故なら友人の食べるスピードが私より早かったからです.隣に座っていた友人2人が続々と完食し,余裕な感じでスープを少し飲んでから店内を後にします.残された私は,食べ切れるかどうか分からないラーメンと格闘していました.このあたりの時間帯が一番きつかったです.
食べても食べても減らない麺の量.ラーメンが食べきれないかもしれないなんて,このとき人生で初めて思いました.
何とかギリギリ完食
本当にギリギリでした.死にかけました.あと一歩で本当に死ぬところでした(大袈裟).最後の方は,「とりあえず口に入れれば,噛むだろう」みたいな変な思考に陥り,飲み込んでいないにも関わらずひたすら口に麺を詰め込んだ記憶しかありません.
モヤシを数本残した状態で,「よし,食べ切った!(暗示),退店しよう!」ということで,口に麺を詰め込んだまま「ご馳走様」と店員さんに挨拶し,器とグラスを台で上げて足早に店を後にしました.いやー,壮絶でした.
実際に行ってみて
かなりキツかったです(笑).「もうしばらくはいいかな」といった感じです.とは言っても,味は非常に美味しかったですし,600円でお腹がはち切れるまで食べることができると考えたら(しかも港区で),かなり良い店だなとも思います.
初心者の方で大食いに自信がある方以外は「ラーメン 麺半分」を強くお勧めします.その量が,二郎を美味しく食べることができるMaxの量だだからです.何度も言いますが,麺半分で他のお店の「麺大盛り+α」くらいなので悪しからず(300gくらい).
今回の体験記事とレビューが,「ラーメン二郎三田本店行きたいけど,なんか怖いなー」と思って二の足を踏んでいる方の参考になれば幸いです.
ぜひ行ってみてください.意外と行ってみたら楽しいですよ笑.なんと言っても美味しいですし.
それではまた.