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新社会人になって思うこと

ご無沙汰しております.ブログの更新が久しぶりになってしまいました.

平日は仕事が忙しく中々更新することができず,休日は何故か更新できず・・・笑

すみません,言い訳ですね.これからは皆様に有益な情報を届けられるようコンスタントにブログを更新していきますので,気が向いたときに覗いていただければと思います.

本日のタイトルは「新社会人になって思うこと」です.

学生時代というのは,学校にお金を払って授業を受ける,いわばお客さんの立場です.一方,社会人になると仕事をすることで給料をいただく立場になります.

当然すぎて何言っているんだこの人,となるかもしれませんがもう少しお付き合いください.

新社会人になると,一般的な企業では新入社員研修なるものを受講することになります.社会人に必要なマナーの確認であったり,仕事を進める上でのコツをこれらの研修から学びます.

筆者は早く仕事をしたかったので,あまり乗り気ではありませんでしたが,同期との仲を深める等,色々と役に立つ研修でした.

新入社員研修が終わると,いよいよ現場に配属され仕事が始まることになります.

激務と言われるコンサル業界や外資金融ではいきなり夜遅くまで働くこともあります.比較的ホワイトと言われるメーカーでも,繁忙期になれば朝早くから夜遅くまで仕事をしなければならない状況もあるでしょう.

筆者は一番つらいときで,朝6時半から夜の9時半まで仕事をするという日々を2週間こなしたことがあります.

残業代は全て出る会社なので,お給料はそれなりに頂けるのですが,いっても社会人1年目が稼げる給料などたかが知れています.

この激務の中だと,やっぱり考えてしまいますよね笑.「自分は何のために働いているのだろう」,と.

当たり前ですが,会社員として会社に所属している以上,指示された業務を遂行する必要があります.

自分がやりたい仕事のみが会社に存在するわけではないので,あまりやりたくないような仕事も諸々あるわけです.

朝6時半から夜9時半まで仕事をする中で,自分はいったい誰のためにこんな大変な思いをして仕事をしているのだろうと,考えたくなっても不思議ではありませんよね?笑

そこで,考えてみた結果をまとめたので,つらつら書いていきたいと思います.

まず大前提として,会社員は会社のために働いています(というより働く必要があります).会社は給料を会社員に与える代わりに,所定労働時間については,会社員は会社のために仕事をする必要があるのです.

では会社は何のために,誰のために働いているのでしょうか.皆さんは考えたことがありますか?

これは「会社の企業価値向上のため」が答えです.会社は自らの企業価値を向上させるために働いています.

では,企業価値を向上させる必要があるのは何故でしょうか?

それは株主にメリットをもたらすためですね(ここでは上場している企業を想定しています).

ここまで書くと,外観がつかめてきたかもしれませんが,私たち会社員は株主のために働いています.会社は,株を上場させることで資金を調達し,利益の最大化を図ろうとしますが,株主がなぜ企業の株を買うか(投資するか)と言えばもちろん金銭的なメリットがあるからですよね.

配当金収入(インカムゲイン)でも資金増加(キャピタルゲイン)でもよいですが,いずれにせよその企業に投資をすることで金銭的なメリットを享受しようとしているわけです.

企業は株主から資金を調達している以上,その責務に答える必要があります(答えないと,投資家から見放され,株価は下がり会社は衰退していきます).

社会貢献のために働く,それは当たり前のことなのですが,民間企業で働く以上,どうしても利害関係の中に巻き込まれており,その結果私たち会社員は株主のために働くことになるのです.

最近,経済的自立を促すFIREという考え方が,若者の間で流行っていますが,あれは簡単に言うと労働者階級から資本家階級への移動を意味します.

資本主義社会ではお金を持っている人が強いです.そして,「お金を使ってお金を増やす」ということをしているのが資本家階級の人なのですね.

当たり前ですが,お金は放置しているだけでは増えません.事業を自分で起こして増やすか,はたまた上場企業に投資して増やすか.

私たち会社員は,その中で働き続けているというわけです.

一旦視点を現場に戻しましょう.私たち会社員は日々何かしらの業務に追われています.経営層から下りてきた方針に従い,上層部が戦略を練り,中間管理職等レイヤーが徐々に落ちてきて最後我々現場での仕事となります.

拒否権は基本的にはありません.顧客と相対する職種であれば,お客さんのために仕事をして喜んでもらうことによりお金を得るわけですが,顧客と相対さない場合,上司のために仕事をします.

このようにマクロな視点からミクロな視点に落とし込んで,普段の業務を行うことで,自らを客観的に見ることができるので,上記の考え方は是非参考になさってください.良い気持ちになるか悪い気持ちになるかはさておいて,気持ちは楽になるはずです.

自分という労働力を使い,会社は利益を最大化しようとします.一方,自分は自分で,自らの労働力を使い,価値を最大化する必要があるとも思います(成果や名誉,お金等といった自らの目標的な意味合いで).この狭間で,自らのリソースをどう割り振るか,これを自らの力で考えていく必要がありますね.

と思った今日この頃でした.

ここまで読んでくださってありがとうございます.何かの参考になれば幸いです.

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